Vol.06 カラー・アレクサンダー/プロサーファーetc
自分が他人から扱われたいように、その人を扱う。それが“RESPECT”。
俺が今していることは全部、昔に俺が教わったことなんだ。
ノースショアを一躍有名にした映画“ブルー・クラッシュ”。この映画に実名Kalaで登場したことで日本でも人気急上昇のカラー・アレクサンダー氏(※以下カラー)。映画出演以前からサーフィンをする人で、彼の名前を知らない人はいない程ノースショアの顔的存在のカラー。映画の印象から、ギャングと勘違いさてしまう事も多いようですが、実は彼等の活動によって海の中の安全が守られていることをご存知でしょうか?彼等ならではの哲学に基づいた、ノースショアのビーチ&サーファーを守る活動についてなど、The Wolfpakのリーダーとしても活躍中のカラーの素顔を少しだけご紹介します。
AD-N2号:
映画“Blue Crush”の存在感ある地元ロコサーファー役でお馴染み。今のノースショアの顔とも言うべきカラーにインタビューをお願いしました。 今回はお時間を頂きましてありがとうございます!
カラー: いいえ。
AD-N2号:
いきなりなんですが、悪く思ったらごめんなさい。日本人も含め、あなたのことをギャングのような存在と思っている人もたくさんいると思うのですが、それについてはどう思いますか?
カラー:
(苦笑)俺はギャングなんかじゃない。あの危険なパイプで、サーフ好きな奴ら皆が安全にサーフィンが出来るように、ルール違反するやつらがいたら、それに対して立ち上がっているだけ。そいつがロコだろうが、本土の人間だろうが関係ない。その波に乗る権利のある奴の波を邪魔した奴がいたら、そいつをやっつける。ただそれだけのことさ。
AD-N2号:
波に乗る権利があるのが日本人で、それを邪魔したのがロコだった時は、そのロコをやっつけるってことですか?カラー: 当たり前。日本人だろうがそうじゃないかは関係ない。みんながサーフィンをする権利がある。うまい下手は別にしてな。っうか、日本人は問題ないよ。ワキタ(*1)とか、ナオ(*2)とかは本当にいい奴だ。いい友達だよ。みんながあいつらみたいにRESPECTできる人間だったら海の中のケンカもだいぶ減るのにな。
(*1)ワキタ:プロサーファー脇田貴之(わきた たかゆき)
(*2)ナオ:プロサーファー小川直久(おがわ なおひさ)
AD-N2号:
そういう風に聞くと同じ日本人としてなんだかうれしいですね。ところでノースショアのサーファーからよく“RESPECT”って言葉をよく耳にするんですが、あなたにとっての“RESPECT”とは?
カラー:
自分が他人から扱われたいように、その人を扱うこと。それが“RESPECT”。俺が育ったカウアイの地元では年上の人が厳しかった。ドロップインなんかしたらすぐに怒鳴りつけられる。波を独り占めしない。そうやってサーフィンのもっとも基本的なことを体で教わったんだ。彼らには感謝してるよ。
俺が今していることは全部、昔に俺が教わったことなんだ。
AD-N2号:
なるほど〜。そうやって海の中が安全になるようにしているわけなんですね。カラー:
そうさ。俺やWOLFPAKが出来る前は海の中、とくにパイプはすごかった。ケンカ、ルール違反だらけ。だからパイプはいつもてんぱってたよ。
AD-N2号:
その“WOLFPAK”ですが、1993年にあなたがリーダーで始めたものですよね?一体どういったものなんですか?
カラー:
“The WOLFPAK”はクラブみたいなもの。カウアイのロコボーイの集まりさ。
AD-N2号:
一体どういう活動を??名前の由来は??
カラー:
WOLF(狼)のPAK(集まり)だよ。狼は家族を守るだろ?それと同じさ。もし誰かが自分の仲間(家族)を傷つけようもんなら、だまっちゃいない。俺たちが教わってきた姿勢・態度をここオアフでも実行しているだけのこと。
その他にもビーチクリーニングもするし、将来的にはキッズサーファーの手助けもしたいね。
カラー:
それもあるけど、俺はいろんなところに顔が利くから、それを活かす。俺が一本電話すれば何かにつながることがある。例えばまだそいつがまだ子供で、でもいいライディングするとする。そしてそいつにはまだスポンサーも何もついていなかったとするだろ?で、俺が“HEY!こんな奴がいるんだけど、ちょっと見てみないか?”ってふうにすれば、そうすれば何かにはなる。
AD-N2号:
さすが。カラーだからこそできる事ですよね。そうやってここノースではサーファーが育っていくんですね。今回はいろいろとお話を聞けて参考になりました。怖かったあなたのイメージも大分払拭されました(笑)これからもこのきれいなノースがノースショアのままでいられるよう、ビーチを守って行く活動がんばってください。次回は是非、参加させて頂きます。今日はお忙しい中ありがとうございました!
※写真は全てKala Alexanderオフィシャルサイトより、ご本人の承諾を得て借用したものです。著作権等は全てKala Alexanderに帰属します。
インタビュー後記:
かなり強面の彼。以前から知り合いでなかったらきっとインタビューもしり込みしてしまいそうなオーラが常に流れているKala。今回はそんな彼の考えに触れることができて貴重な経験をしたかな。いつもムチャクチャにやっていそうな彼も話を聞けば、実はそうじゃなかったんだって部分もあり。インタビューは彼の自宅で行ったんですが、その彼の部屋には今はまっている写真の数々が。なかでもバリで取ったという木が生い茂る風景の写真はとっても新鮮で、あのKalaが?って以外だった部分も。自分が彼に対して何をしていなくても、ちょっとおっかないと思ってしまう存在だけれど、こういう存在があるからこそ、ノースは成り立っているのかなって思ってみたり。私はサーフィンをしないのでわからない部分もありますが・・・。みなさん、海でのトラブルには是非お気をつけ下さい。
カラー・アレクサンダー・Official HP:
www.kalaalexander.com
カラー・アレクサンダー・Activity:
■職業:プロサーファー、The Wolfpakのリーダー、イベントプロデュース■出身:カウアイ島
■スポンサー:Da Hui
Da Huiの設立者 Eddie RothmanとKalaとは、本当の親子のような関係。Eddieの息子、Makuaとも親友同士という間柄。
■出没場所:主にパイプライン、Volcom House、パーティ会場
■サーフィン以外にはまっていること:
写真を撮ること。不動産資格を取るため、ただ今猛勉強中。あとはパーティ(インタビューの日も“明日ブレイカーズで俺が企画したディスコパーティがあるから来いよ”とのこと(笑))
カラー・アレクサンダー主催の“The Wolfpak”について:
■設立者:Kala Alexander■設立:1993年
■メンバー:
Kaiborg, Makua Rothman, Bruce and Andy Irons, Kamalei Alexander,Chava Greenlee, Rico Jimenez, Aamion Goodwin, Jesse Merle-Jones and the rest of the Kaua’I boys
■活動内容:
ビーチクリーン。仲間や家族を守り、海の規制を正す。キッズサーファーの面倒をみる等。
