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本物のパイプライナー マーク・カニンガム

ノースショアという場所は、
世界最強の波を誇る所であるからでしょうか

この人はロングボーダーだからとか
この人はショートだからとか
この人はボディーボーダーだからとか

使う道具による偏見というのが
全くないところなんです。


特にパイプライン。

人の可能性を超越するパワーを誇る波の中では、
その波のどの場所に位置する事が出来るのかで、
海人のレベルがわかる所なんです。


余談になりますが、
かつて私はパイプラインで波乗りしていた時。

怖さと自信の無さから
ショルダーで おこぼれの波を乗るだけで、
満足していました。


そこに

『あのピークの波に乗れないんだったらパイプで波乗りしてるとはいえないんだよ。』

とベテランサーファーに言われました。


その後、(ほんとに)努力に努力を積んで
2〜3シーズン頑張りましたが、
やはりピークにイケナイ、、、、。

結局、自分はその人材ではないんだな、と
(歳も歳だったので)見切りを付け、
大波チャージではないところに、
人生の目標を他に移していきました。


そうなんです。

あのパイプラインのポケットに入れる人間は
特別な人種。

そんな人たちこそが
本当のパイプライナーなんでしょうね。

だから
道具がなんであろうとも
海人の憧れの的になる、
強いリスペクトを受けるんです。


マーク・カニンガム(Mark Cunningham)

彼は板を使うことなく、フィンだけで波に乗る
ボディーサーファーですが、
パイプラインでのその技量は
彼の右に出るものはいないと言われています。


本当のパイプライナー、マーク・カニンガム(Mark Cunningham)


マークが生まれ育ったのはイーストサイド。
豊な家庭に育った証拠に、
学校は現アメリカ大統領と同じ、プナホウ。

そのプナホウを卒業した後は
UCサンタバーバラで、
ウォーターポロのエース選手として活躍していました。


彼のアスリートとしての力は誰もが認める強靭なもので、
行く末にはオリンピック選手になるんではないかと
思われていたそうです。


ところが、、、


『結局、一般のスポーツは、ナチス的組織の産物でしかなく、
自分が作り上げたものとはいいがたい。俺はそんなところに
自分を押し殺してまで身を置いておきたくはなかったんだ。』

(高校時代にスポコンバレーを経験した私はこの言葉に妙に納得してしまいました)

元々が良い育ちの反発心の現れか、

彼の強い、フリーダムを求める心は
オリンピックへの道をあっさりと捨て、
パイプラインへと意向していきました。

といっても波乗りをしているだけでは生活は成り立たないけれど、
パイプラインから離れたくない、
そこで彼は、職業にもエフカイライフガードを選びました。

元祖ウォーターマンといわれている
マカハのバッファローも
『彼以上に海を知り尽くしている人間に出あった事はない』
と彼の事を賛美しています。


オリンピックを諦め、パイプラインを選んだ彼。


アスリートの名誉以上のもの
完全なる自己満足を手に入れるだけでなく
100人以上の人の命を助けることになったんです。

(ジェットスキーのない時代。
彼の様なストロング&インテリジェントなスイマーこそが
ライフガーディングに最も必要とされる人材でした)

最後に 日本のサーファーの皆様へ、
そのマークが公言したこんな言葉を贈呈します。


『人間の体っていうのは、ほぼ全部水で出来ているんだ。
しかも海の水の成分と、人間の体の成分は非常に近いものなんだ。
だから誰でも軽く波に乗れる様に体の構造が出来ているんだよ。

構えすぎちゃいけない。
ただ、ポンと乗ればいいんだ。
波との調和さえを感じればいいだけだ。
波に乗れてあたりまえ、
乗れなかったら、
電車に乗り遅れたのと同じってだけのことさ。』


(さすがプナホウ出身らしい学術的なコメント)


なるほど〜〜。


なんだか、
次に自分に向かってくる波は
簡単に乗れる様な気がしてきました。(笑)

この言葉を胸に
皆さん、
ノースショアでのサーフィンの夢を
膨らませてください♪


それでは、、また来週まで。

アロ〜ハ!

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